2020.02.11 アニメ映画「音楽」

アニメ映画「音楽」

2020年に入ってからもここ数年と同様に映画館でよく映画を観ていますが、楽器製作している会社ということでオススメしたい音楽映画を一本。

それが1月11日より公開のアニメーション映画の『音楽』です。漫画家・大橋裕之さんの『音楽と漫画』が原作。岩井澤監督が40,000枚を超える絵を手書きで作り、7年以上の製作期間を要した作品です。実際の人の動きをトレースするロトスコープという手法を用いたこと。さらには坂本慎太郎さん(ex.ゆらゆら帝国)や岡村靖幸さん、竹中直人さんといった方々が声を務めていることも話題です。先日には、上映わずか3館ながら動員が1万人を突破したという報道もありました。

楽器を触ったことがなければ、ギターとベースの違いもわからない。そんな不良高校生3人がなぜかバンドをやり出して、終盤では地元の小さな音楽フェスで演奏するというストーリー。知識や技術や経験なんてどうでもよくて、「せーの」で単純に音を鳴らすあの高揚感、初期衝動がこれでもかというぐらいに伝わります。曲を弾かずに、ただただ弾いてアンプから音を出す。検索に引っかからない『音楽』というシンプル極まりないタイトルも、音を楽しむという原点に帰るような本作を観ると、それしかないなと思うところ。3人を始め簡素でシュールな絵、ゆるいというよりかは不思議な独特の間、劇場内からもちょくちょく笑い声がこぼれるほどのユーモア。魅力はたくさんあります。フェス(フジロックやサマーソニック)によく行っている自分からしたら、やっぱり最後のフェスのシーンが良かったですね。

写真は劇場用パンフレットより。2月からは公開する劇場が増えるので気になった方はぜひ。

名古屋事業所生産部 伊藤